年頭所感

2011-01-07

早稲田モダンジャズ研究会 OB会
会長 木嶋二郎

明けましておめでとうございます。早稲田大学モダンジャズ研究会OB会の木嶋です。2011年を迎え我々OB会も創立50周年を迎える運びとなりました。50周年記念総会に相応しいOB会にするべく、私どもOB会幹事会はすでに準備に入っています。現在申し上げられることは、本年10月30日 (日)、九段会館においてコンサート形式のステージを以ってこれに充てようということです。具体的な実施・進行内容、参加者への呼びかけなどについては現在鋭意企画検討中であるということを申し上げたく存じます。

さて、昨年来早稲田大学はこれまでにも増して注目を集めてきました。6大学秋季リーグ戦、明治神宮野球大会での野球部の連続優勝、そして記憶にまざまざしい箱根駅伝での競争部の総合優勝。運動部に負けず、我々音楽団体も強い存在感を示してゆきたいと感じる次第です。

そんな中、昨年の流行語大賞にも選ばれた言葉に2010年度早稲田野球部キャプテン斉藤佑樹投手の「何か持ってる。それは仲間です」という発言がありました。一方、たまたま正月休みの間、昨年見逃した、ハーバード大学マイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」と言う番組を眼にしました。そこで取り上げられたテーマは“コミュニタリアニズム” (共同体主義) というものでした。全部を見たわけではなく、一部に過ぎないので私が感じたことが全てではありませんが、具体的には「個対社会 (国家)」における正義のあり方、といったことを学生同士がディベートするものでした。ここで “コミュニタリアニズム” の思想は「共同体の価値を重んじるとはいっても、個人を共同体に隷属させ共同体のために個人の自由や権利を犠牲にしても構わない、というような全体主義・国家主義の主張ではなく、(省略) 政策レベルでは自由民主制に留まりつつも自由主義とは異なる側面 (つまり共同体の) 重要性を尊重するものを提唱する。」 (引用: フリー百科事典『ウィキペディア』) であると学びましたが、私はここに私たちモダンジャズ研究会という組織の在り様につながるものを感じました。先に会長に就任した際、私は、“コンボジャズ”という「個」のプレイを尊重する音楽サークルにあって、なお「メンバー」とのつながりを以って組織全体を形成する、早稲田大学音楽サークルの中でも稀有な存在であることを誇りうるべきと表明しました。偶然にもそれから6年、図らずも早稲田の後輩の斉藤投手からの「仲間」の言葉、そして「ハーバード白熱教室」での展開。ともに組織の中での「個」、「個」の中での組織の重要性を語っているようにも感じ、ダンモ研の、OB会の在り様に間違いはなかったと自信を持った次第です。

50周年に向け、年明け早々、このメッセージが皆様の目にとまる頃はすでに今年度最初の幹事会を終了しているかもしれません。今後まだまだ皆様のご指導、アドバイスなどご協力を賜らなければならないと存じます。OB会員であるという誇りが流動体であれば、これを精製し結晶体を作り出すべく具体的なご支援をぜひともお願いし、ご挨拶に代えさせて頂きます。