日本酒の話..

2012-03-10

ダンモ研85年卒に小島のり子さんという素晴らしいフルート奏者がいます。85年卒で良く名を知られているドラムの原大力さんや副幹事長の的場さんと同期ですね。思えば的場さんにはのり子が目黒の「Jay J’s Cafe」(現東京倶楽部・目黒店)でチンさんとPfの福田重男さんとライブセッションをやったときに店で偶然、何十年振りかでお会い致しましたね。それももう随分前の事ですが(笑)。この人、昔から「こじのり」という愛称で親しまれて来ましたが、フルートの演奏とともに有名なのが日本酒好き、それも純米酒専門。吟醸とか大吟醸はコメのオリジナルな風味が損なわれるとかで、「純米酒」命だそうです。日本酒が好きと言っても中々ここまで純米酒にこだわって全国あちこち飲み歩いてる、と言うか、純米酒故に熱心に地方公演・ビータしまくり、というプレーヤーも珍しいかも(笑)。

私はこの人の曲作りのセンスも大好きで、本人にお願いして譜面を頂いてライブで演奏させて貰ったりしてるのですが、近年特に素晴らしいのがお気に入りの純米酒の名前を付けたオリジナル曲の数々。Amazon評では純米酒好きの人が曲のクレジット・タイトルみて即買いした人もいたようです。昔あった「ジャケ買い」みたいなものでしょう(笑)。とにかく、お酒が一滴も飲めない人でも楽しめること請け合いです。純米酒らしい、爽やかでのどかな感じの曲が多くて、私的にはどれも花丸です。特に「Lush Life」というアルバムの最後に入ってる「鶴齢 純米吟醸」という曲。英文のクレジットは「Crane is flying in the dream」と言って、「夢の中で飛ぶ鶴」となっています。この曲は彼女の作風と酒への思い、それに演奏のスタイルが凝縮されたような曲です。Amazonで試聴できますので、是非一度訊いてみて欲しいです。 試聴時間だけだと十分に感じないかも知れませんが、鶴の声、のどかで爽やかな田舎の空気や優雅に鶴が舞う大空にほろ酔い気分の自分を感じます。絶対にテナーサックスでは表現できない世界だなぁ、と思ってしまいます。
(試聴サイトURL)http://www.amazon.co.jp/LUSH-LIFE[…]

この他にもHorace Silverの「Song for my father」に引っかけたような「Song for my Sake」という、好きなお酒にささげたアルバムもリリースしています(笑)。 早く買わないとプレミアついちゃうなぁ..!

お酒の話は、のり子自身にウンチクを言わせた方がビータの話もつまみになって面白いのですが、中々本人とはゆっくり話す機会が無いので家で調べてみるんですけど.. この曲のタイトルになってる鶴鈴(かくれい)と言うお酒は、コシヒカリ生産量日本一の新潟県魚沼市の産で、青木酒造のブランド。 色々種類がありますが1升3,000円位のお酒です。こちらに詳細が出ています。 http://www.jizake.com/html/kakurei.html

話変わりますが..  50周年イベントで素晴らしい演奏を聞かせてくれた伊佐津和朗さん(vib)はこじのりより1期下の86年卒で長野在住の歯医者さん。彼の紹介で2000年前後の何年か、松本の「笹井酒造」の蔵で拙バンド「The Quintet」のライブをやらせて頂きました。 ここの看板商品は「笹井誉」というブランドで大変マイルドで美味しいお酒なんですが、当時の社長さんがジャズ好きで「ジャズ聴かすと味が良くなる」と言って毎年夏にライブを酒蔵で行って、地元のケーブルTVも来ていました。 で、当時その笹井酒造で「MJQ」という名の小さめのボトルに入った日本酒を出していて、これが誠にちょっと甘口の白ワインと言った感じで、滅茶苦茶に美味かった!(笑) 残念ながら今は経営者が変わって、酒蔵の夏ライブも無いしMJQというお酒も無いのですが、当時はネットで東京から注文していました(笑)。

明日は3月11日、震災から丁度1年。 こじのりの「Lush life」の3曲目に「開運 特別純米」(英: For better days)という曲があります。 これを聞きながら被災された方々の復興への元気を祈りたいと思います。 また明日の新宿「J」のチャリティ公演の成功も、あわせて祈念申し上げます。

【2012年3月10日 幹事長・槙島