7/17 John Coltraneの命日に

2012-07-15

1966年7月9日。プリンスホテル、マグノリア・ルームでのモダンジャズ研究会の学生による質疑応答。その詳細は藤岡氏の『コルトレーン 〜ジャズの殉教者〜』 (岩波新書) で45年ぶりに明らかになった。その全容は我々が45年前のダンモ研の会報にインタビューとして書き起こしていた。昨年の50周年記念パンフに岡崎正通さんの解説付きで紹介をした通りです。

誰がコルトレーンのインタビューを企画提案したか定かではない。当時僕は鑑賞部の部長をしていた関係で、呼び屋の斎藤延之助氏と交渉した記憶がある。事前に質問事項をまとめて臨んだが、最後の方で追加質問があり、「貴方は菜食主義と聞いているが如何か」という質問を通訳する高橋直 (70年・B) が困った顔をした。彼は両親の関係で海外生活を経験し英語が話せるということで通訳に引きずり出されたのだが、菜食主義などという日本語は聞いたこともなかった。そこで菜食主義の解説を脇ですると、"ベジタリアン" か "ベジタリスト" と訳すと通じたのを覚えている。

会見は30分程だったが、最後に僕がコルトレーンにお礼の「サンキュー」を言って握手をし終了となった。マイルスと肩を組んで写真を撮った先輩の奥村禎秀氏には及びもつかないが、私にとっては一生の自慢となった。呼び屋の斎藤延之助氏と交渉中に、結局チケットを50枚ほど捌くことになり、そのお陰で、東京での公演、10日・11日のサンケイホール、22日の厚生年金会館の3回とも招待券で入場し、上記のような体験をすることができた。『John Coltrane Live in Japan』の2枚組CDには会見の模様が付録として付いている。

http://www.hmv.co.jp/news/article/1110270083/

このCDには熱狂する聴衆の熱い拍手が録音されている。46年前の出来事が蘇る。私の拍手の音も入っていると思うとジンときてしまった。

前田連望 (68 / 観賞部)

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