ユーロのピアニスト (その3)

2013-08-18

Zsolt Kaltenecker / ハンガリー

Rainy films (ガッツプロダクション GPTS004)
東欧からは彼一人だけをご紹介しておきます。
    ほかにも素晴らしいピアニストはいるのですが、私の手持ちからでは十分なご案内が行き届きそうにありません。
    一方でガッツプロダクションは東欧のジャズメンを日本に広く紹介してきた実績のあるところですから、その中から一枚くらいは敬意を表して紹介したいのです。
    演奏は東欧だからといって珍奇なことは無く、「枯葉」などスタンダード中心に軽快なフォービートをバックにして、左手も巧みに駆使した色彩豊かなメロディーは美メロ派の心を揺さぶるでしょう。

Ivan Paduart / ベルギー

Torio Live (Virgin LC3098)
    小さな国でもジャズメンは居ます、そして彼はユーロを代表するようなピアニストです。
    アルバムは多数あるのですがトリオ・アルバムは少なくこれが一番良いでしょう。
    ほとんどがオリジナルばかりでスタンダードはありませんが、いかにもユーロのクラシカルな素養の中で育まれた美メロが展開されます。
    最新アルバムの『Blue Landscapes』(MONS MR874511) も評判が良いと聞きます。

Peter Beets / オランダ

Live at the Concertgebouw (Maxanter MAX75233)
    ユーロでは大人気のバップ系ピアニストです。
    アルバムも多いのですが、トリオ・アルバムとしてはこの他にCriss Crossから出ているアルバムが楽しめます。
    正統派バッパーで良くスイングしていますが、いかにも白人らしいノリとメロディーですから、黒人のコテコテのそれとは違ったいかにもユーロのバップ・ピアノです。

武冨 学 (鑑賞部 ’68)


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